もんちゃんとの出会いのお話 その1
先日、もんちゃんのお誕生日の記事を読んでくださったブロ友さんが、以前にやっていたHPやブログで綴ったもんちゃんとの出会いのエピソードを思い出したとおっしゃられ、
残しておけばよかったなと思った
とコメントしたところまた綴って欲しいと言って頂いたので、記憶が曖昧なところもありますが頑張って綴ってみようと思います。
よろしければお付き合い下さい🙇
もんちゃんとの出会いは 2000年11月7日の朝でした。
ゴミをまとめてゴミ捨て場に行くとゴミを漁っていたのがもんちゃんでした。
子猫ではない大きさだったけど、とにかく痩せてたもんちゃん。怖がらせないようにそっと近付いて
「おはよう、今日はちょっと寒いね。いいモノ見つけたら暖かい場所で過ごしな」
と、話し掛けました。逃げるかと思ったけど、私の方をじっと見つめる姿を見て、このコは野良にゃんこと言うか、彷徨いにゃんこかなぁ?と思いました。
ちょっと余談
もんちゃんがウチのコになって数年がたった頃、ペットとお話が出来るという方にもんちゃんの過去について聞いてもらったら、私に出会う前は一人暮らしのお婆さんのお家に出入りしていてゴハンをもらえたり、安全な場所で過ごせる環境にいたのだけどある日、突然に出入りが出来なくなって困って彷徨っていたのだそうです
ゴミ袋をそっと置くと、少しビクリとしたので怖がらせちゃ可哀想だと思って
「怖がらせてゴメンね。じゃあね。」
と告げて家に戻ろうと歩き出すと…何故かトコトコと付いてきたもんちゃん。ゴミを漁ろうとしてたんだもの。お腹が空いてるんだよね。たと思って
「何かあげるから、ちょっと待っててね」
部屋に戻って冷蔵庫を探して、冷ご飯でシラスご飯を作ってお水と一緒に与えると、余程お腹空いてたのでしょう。あっという間に完食。おかわりも完食。
満足したようだったので、去って行くだろうと思って「じゃあね。」と言って部屋に戻り、家事を始めました。
掃除の最中に時々聞こえて来る猫の鳴き声。
今日はやけに猫にご縁があるなぁ…と思っていたけど、鳴き声の主がまさかもんちゃんだったとはその時は思っていませんでした。
掃除を終えると母から買い物に行かないかとお誘いの電話。母がアパートに来ると言うので身支度を整えていると、外から聞こえる猫の鳴き声。
当時、住んでいたアパートはこんな感じの間取りだったのですが、
私がリビング(洋室)に居れば庭側から、トイレやキッチンに居れば玄関側から鳴き声が聞こえる事に気付いてレースカーテンをめくって見てみたら、そこにはもんちゃんがちょこんと座ってこっちを見ていました。
このコ、迷い猫かな? 飼われてたのに捨てられちゃったコかな? 可哀想だな…
私でいいなら助けてあげたい。
でも、このアパートはペット不可物件。
ゴメンね…お迎えしてあげられないんだよ…
一人、心の中で葛藤するうちに母がやって来て、朝からの出来事をひと通り話すと
「車で遠くに連れて行って置いておいで」
と。母はもんちゃんをお迎えしたら、私達夫婦がアパートを追い出されてしまうと思っての発言だったようですが、私には到底受け入れられませんでした。
因みにこの発言をもんちゃんは覚えていたようで、最後の最後まで母にはなつきませんでした。(笑)
「ウチでは飼えないけど、せめて里親さんをみつけるぐらいはしてあげたい」
と言うと
「みつかるまでここで飼うんでしょ?」
「そうなるね。」
「その間に大家さんに見つかったらどうするの?」
「事情を説明しても、出でいけというなら出ていくしかないよね。」
実はその後、大家さんにはばれてしまいました。大家さんは少し気難しい大家さんだったのですが、私たち夫婦は良好な関係を築いていたからか「ほかの方々には内緒ですよ」と密かに許可を頂けたので、追い出されずに済んだのです
「お母さんは絶対に反対よ」
と答えの出ない会話をしながら玄関を出て買い物に向かおうとしたとき、もんちゃんが駆け寄って来たのです。
「ほら、こんなに一所懸命なんだよ。何とかしてあげなきゃ。」
「あんたが何とかしなくても、誰かが何とかするでしょ?」
などと話していた時、中学生の女の子3人が通りかかり、その中の1人が
「あ、猫だ~💖」
と。きっと、猫が好きなのかも!と思い
「貴女たちのお家でこのコを飼える人いないかな?」
と聞いてみると、2人が親に聞いてみると答えてくれたので、買い物から帰ってくる頃には暖かいお家にお迎えされることになるだろうと、少しホッとしたのでした。
夕方頃家に戻ると、もんちゃんの姿が見えなくなっていました。
さっきの中学生のお家でお迎えしてもらえたんだ(ちょっぴり寂しさも感じつつ)と思って心から良かったと思ったのだけど…
その2に続きます